C O S I   F A N   T U T T E

 

 諏訪湖SAは、私たち山ヤさんにとっては大変馴染み深いポイントだと思います。みなさんもこのSAでは、数多くの楽しき思い出をお持ちのことかと存じます。 さて、この諏訪湖SAのレストランに、「讃岐うどん定食」というのがあった。ちょっと怪しいぞ、と思ったんですが、とりあえず食べてみるか、どれどれ。。 そしたらきたうどんを見た瞬間、やられた!状態。 どす黒いかつおダシのバリバリの関東風まずそーな、そして麺もコシのないずるずるの東日本風とても下品な麺であった。「なんじゃいこれは、これのどこが讃岐うどんじゃい」 これは明らかに詐欺行為である。 そこで私は店長を放課後、体育館の裏に呼び出して、「讃岐うどんの意味を知っているのかね君は、んー?」と抗議してやりたい。が、これから始まる楽しい旅のしょっぱなの雰囲気を汚すとまずいので止めた。抗議はまたの機会に回すことにしよう。
 あと、諏訪湖SAには温泉がある。面白いのは上り線と下り線では入浴料が違います。上り線が585円、下り線が565円なんです。なんでかわかりますか? ヒント、前者は諏訪市、後者は岡谷市です。 そうです、、 地方税である入湯税の違いですね。
 また、こんなまぬけな看板を立てるのも長野県諏訪湖SAらしい。諏訪湖SAから諏訪湖が良く見えるのはみなさんもご存じかと思います。特に夜は“百万ペソの夜景”といわれるほどに綺麗だらぁ。 まえに、諏訪湖SA付近でこんな看板があった。
「8月15日、諏訪湖の花火大会は、諏訪湖SAでは花火見物は出来ません」
・・私は、「なんだ、8月15日に諏訪湖SAから諏訪湖の花火大会が見えるんだ」と思った。そして、吉本新喜劇のギャグを思い出した。
・・・「お前、どこに隠したんじゃ」
「ワシ知らんで、ワシが隠したって疑うんなら、どこでも探してみい。・・でもここだけは開けたらあかん」・・・。
あっしは信州長野県がなぜか好きだらぁー。


 坂本さんの話によると、“おたく”のひとが多いのは名古屋人だという。ところで、この坂本さんという人物は、弁護士坂本さん一家の坂本さんではない。もちろん上を向いて歩こうの坂本九でもないし、世界の坂本龍一でもない。また大阪万博太陽の塔の坂本太郎でもない。....それは岡本太郎かい。とういうことで、誰も知らない坂本さんなんですが・・。曰く、おたっきーの特徴は。1、眼鏡を掛けている。2、睡眠時間が短い。3、少し太り気味。4、わりと裕福な家庭で育つ。5、にきび等が気になる。6、おたく以外に趣味がない。なのだそうです。
 ・・・では本題に入りましょう。 マルチメディアは自動車から始まっているといわれていますが、山ヤの世界にも良いか悪いかわかりませんが、忍び寄って来た様です。山ヤの“おたく”にとっては朗報でしょう。まえに誰かが冗談で将来こんなんが出来るぞといっていたことがあるが、ついに出ました。“高精度GPS対応・登山ナビゲーションシステム” シャープ、日立ほか各社より発売。ソフトは山と渓谷社より「北アルプス編」「南アルプス編」「中央ア、八ヶ岳編」と、とりあえず3つ。順次全国の山を網羅する予定とか。
大きさはディスクマン程度なので、持ち運びは楽勝。電源はリチウムと太陽電池に対応。山小屋や気象庁からのCTISやFM文字多重情報も受信。では、具体的に北アルプス表銀座を縦走してみましょう。・・・
 出発地東京にて、ナビに北アルプス編のソフト(MDサイズ)を入れて表銀座ルートをインプット。出発日時を入れる。「ポン、アプローチは車ですか鉄道ですか」と案内が出る。 鉄道にすると、新宿駅からの時刻表から穂高駅からのバス乗り継ぎ等の運賃も含めた案内がされる。 車にすると、カーナビと同じ。そして天気モードにすると当日の現地の天気情報が出る。台風が近づいていたりすると、安全システムが働き、「ポン、登山は危険です!一切の案内を中止します」となる。
 さて、登山口の中房温泉では、
「ポン、これより案内を開始します。目的地燕山荘まで標高差1200m、約4時間です」
登山を開始。第一ベンチ等の目標物では、
「ポン、第一ベンチに到着しました。標高1623m、経過時間30分です」
と音声で案内。ナビを取り出して映像をONにすると、北アルプス全域から1万分の1の詳細地図までズーミングでき、現在位置を登山者マークで確認できる。
 燕山荘に到着して次の目的地大天井荘までの案内をセットする。もし時間的に遅い時間だったら
「ポン、目的地まで2時間30分です、時間がたりません登山を自粛してください」
などと言われる。
 さて、縦走を開始し、蛙岩付近で登山道を外れ、踏み跡などに入り込んだときは、
「ポン、ルートを外れました。引き返して下さい」
と案内される。そして正規のルートに戻ると、「ポン、ルートに戻りました」と案内。正規のルートは地図上に太線で案内している。もちろんマニュアルにすれば、現在位置が常に分かるのでヴァリエーションルート等もOK。
 切通岩の喜作のレリーフのところで観光情報モードにすると
「ポン、1912年小林喜作によって・・うんむん・・・・」
などと案内してくれる。また、お花畑情報もある。分からない花名なども色や大きさ形、地形から、映像写真で検索してくれる。
さて、今日の宿泊地情報を調べる。
「大天井荘はほぼ満員・大天井ヒュッテは余裕あり・天場は空いています」
などの情報や、水場状況などの情報も入る。また登山道の情報も入り、このルートは現在出水のため、通行止めだとか、迂回ルートなど教えてくれる。夜は、明日の天気情報を見る。気象庁からの最新の天気図と予報。それに、ひまわりの衛生連続写真が、しかもズーミングして見られる。北アルプス周辺の雲の動きの様子が良く分かる。4時間も前の気象通報などもう用無しである。そして悪天になりそうな時は
「登山は自粛して下さい」
などと、とても親切な余計なお世話もある。 と、いったぐあいに、登山ナビゲーションシステムが発売されたのだ。
・・・というのは実は大ボラこいていました・・・。
 しかしSONYから“徒歩用ナビ”なる物も発売されているようで、そのうち、カーナビで実績のある各社メーカーから登山ナビが発売されるかも。詳しい極秘情報は当社の営業員から聞き出してください。
 だが、こんな代物がでたひには、山がオタクたちで大賑ぎわいになるかな。古い伝統の山ヤたちはそれらを馬鹿にする。しかし、カーナビも同じであるが、全く地理を把握しないで、ナビにのみ頼っていると痛い目に遭う。相手は融通のきかない杓子定規な頭の悪いバカ官僚と同じ、感情のない機械である。“バカと官僚とパソコンは使い用”という諺があるが、バカと機械は使い用である。ほんと頭悪いよね、全く融通という事をきかせないんだから。 税金デ官官せっかん。 しかしおたっきーは家の中でおたくしていてくれた方が良い。おたっきーたちがビーパルもって、自然の中をうろうろされたひには目障りではないか?


 この前久し振りにヨドバシカメラで最新のカメラカタログを貰ってきた。一昔前は「そのカメラどこで買ったの?」「ヨドバシカメラで買った」なんて言うと、プロの世界では仕事がまわってこないなどと言う事もあったようです。今はどうか知らないが。 そのヨドバシカメラがこんど大阪駅の北口に広大な土地を確保しました。いよいよ関西進出のようですが、迎え討つはカメラのナニワ! そのカメラのナニワとかから店員の引き抜き合戦とかもやっているのでしょうか? あれだけ広大な土地に店舗を構えるとなるとかなり大店舗。商品知識のある社員を関西で集めるのも大変じゃないでしょうか。関東から飛ばされる社員もきっといるんでしょうね。
 そういえば奥穂高の山荘で、夕焼けの美しい山並みを「使い切りカメラ」で撮影していた人たちがいました。そしてその人たちの会話は、
「もう暗いからストロボ焚いた方がいいんんじゃない」
「そうだ、ストロボ使わないと!」
....と小屋の窓ガラスの中から撮影していました!
そんなもんストロボに光があんな向こうのお山まで届くかい! それどころか窓ガラスに反射して真っ白なお写真になってしもうとるがな。。
 この世の中に露出計などというものが無かったら、いったいどれだけの人が写真をまともに撮影できていただろうか。
 しかし「使い切りカメラ」は厳冬期のアルプスでもドロップアウトしません、ので、お薦めかも? (レンズの曇りだけ注意!)
 あなたは「写るんです」を解体して中身をいじって、感電したことがありますか。しばらく何も喋れなくなりますよ。うるさい奴をだまらすにはこれが一番。


 ヨッホ清水という人物が持っていた昭文社の山地図に、大天井岳(おてんしょうだけ)を、「だいてんじょうだけ」とふりがなしてあった。本来なら、この地図は壊れているいるので無償修理にだすべきであるが、これは珍しいのできっとプレミアがつくだろうから、修理せずにそのまま大事に持っておいた方がいいですよと指南した。


「こんにちはー、手相の勉強してるんですけど・・・」
かってしたらええやん、、いったい誰やねん、お前は・・・・


 「ものごとの良い面をみる人間は幸せだ。そして、さまざまな出来事と変動の中で、常に理性で自分を導く人間は、他人が泣くようなことでもその人には笑いの種だし、世の中を嵐が吹き荒れていても、その人は平然としていられる」・・・おモーツァルト:オペラ「コシ・ファン・トゥッテ(女はみんなこうしたもの)」・・大団円より・・