複利運用で100万円を30年以内で1億円に!
 アインシュタインは「複利は世界の8番目の不思議である。」といったそうです。
借金地獄で自己破産する人は、利息に利息が付いて雪だるま式に負債が膨らむ。
そして富裕層は利息に利息が付いて、さらに資産が膨らむ。そしてその他大勢の
人々は利息を複利運用せずに、単利運用しているから、せいぜい銀行預金がごく
僅か増える程度で何も変わらない。単純な計算なのに義務教育では教えない資産
運用の計算。この単純なカラクリに気付かないから銀行預金の低金利単利に多くの
国民は資産を委ねているだけで何も資産運用をしようとしない。それどころか
銀行預金は物価上昇や円安によるリスクを負うし、決して全額元金保障でもない。
下の表をご覧なさい! 100万円を年利20%で複利運用した場合と、単利運用した
場合の違だ。最初の数年は変わらないが、年月が経つほどその違いは凄まじい。
これこそアインシュタインの「複利は世界の8番目の不思議である。」

複利年利20%      単利年利20%

0年目=100万円      0年目=100万円
1年目=120万円      1年目=120万円
2=144          2=140
3=172.8000       3=160
4=207.3600       4=180
5=248.8320       5=200
6=298.5984       6=220
7=358.3180       7=240
8=429.9816        8=260
9=515.978        9=280
10年後=619万1730円   10年後=300万円
11=743.007       11=320
12=891.608       12=340
13=1069.929      13=360
14=1283.914      14=380
15=1540.697      15=400
16=1848.836      16=420
17=2218.603      17=440
18=2662.323      18=460
19=3194.788      19=480
20年後=3833万7450円   20年後=500万円
21=4600.494
22=5520.593
23=6624.712
24=7949.654
25=9539.585
26=1,1447.5020
27=1,3737.0020
28=1,6484.4020
29=1,9781.2820
30年後=2億3737万5380円!!

 単利の場合は基本的に得た利益は消費し再投資しないので、実際には20年後だろうが
30年後だろうが、手元には120万円しかない。上の表の20年後の500万円は20年間
のトータル、すなわち20万円×20年+元手の100万円である。)ここが金持ちと貧乏人の
違いである。貧乏人は、少しの儲けたお金をすぐに使ってしまう、それが貧乏人たる所以、
いいかえれば、無知なのです。運用資金で儲けたお金は消費せずに再投資し続けることが
重要なのです。すなわち複利運用!
上記表で気付くと思うが、100万円で1000万円を稼ぐには13年もかかるが、1億円での運用
ならば、わずか半年で1000万円稼ぐ計算になります。これも世界で8番目の不思議でしょうか。
用はお金のあるところにお金は集まってくる。従って貧乏人は「働けど働けど我が暮らし楽に
ならざり。じっと手を見る」なのです。これが資本主義のルールなのです。資本主義と民主主義を
混同してはならないのです。したがって、投資資金は可能な限り多い方が有利です。すなわち
富裕層ほど有利なのです。また、若い人ほど有利です。もし、30歳で300万円から投資できるの
であれば20年後の50歳で1億円になる計算です。世界で財をなした有名投資家の多くは20歳前後
で、僅かな金額から既に投資を始めていました。ウォーレン・バフェットもそうです。

 *注意、運用益には税金が20%かかる。(銀行預金利息にも20%かかるよ〜)年に1回売買
した場合の20%運用後の最初の年の実利益は18万円になる。ところが売買回数を増やすとその
運用益ごとに20%の税金がかかるので、売買回数は少ないほど税金を節約できるが、明らかに
値下がり損が税金分を上回ることが明らかな場合は売るべきなので、(逆に言えば、明らかで
ない場合は売るべきではない)実利益がその年にいくらになるかは分からないので、税引き前
でのこの計算のしようがない。したがって上記表は、税金支払い後の年間実利益で20%運用益
としている。
 ちなみに、税引き前の運用益20%で、年間1回のみ売買して税金20%差し引いた複利運用の
場合は、以下のようになります。
100万円 →10年後=345万円 →20年後=1330万円 →30年後=5317万円
複利運用の最大の妨害者は税金なのです。いかに税金を無視できないかが実感できます。
よって、最初の上記表の1億円以上を目指すには、税引き後の実運用益で20%を目指す
必要があります。
 さて、それはどのように運用すればよいのでしょう。
一言で言ってしまえば、ある程度のリスクを覚悟で投機に入るしかないでしょうか。
国際優良銘柄といえども、需給や相場の流れで一時的に長らく下げることもあるし、
外部要因で狼狽的な急暴落もあります。優良銘柄ならば、ほおっておいても時間が
経てばまた徐々にではありますが値を戻してきます。しかし、その値を戻す時間が
無駄ではないか。だったら、値下がり時には売っておいて、反転上昇しだした時に
買い直せば良いのです。しかし急暴落にはよほど注意していないと対応しきれません。
「株価は森羅万象」ありとあらゆる事象に反応します。その事象は経済動向にどう反応す
るのか素早く適切に判断することが重要です。
 重要なことに「負け」は早く認めて退散すること。上がると思って投機した銘柄が下がり始め
た時、素早く損切りをすること。株式投資でいつも勝ち続けることなどあり得ない。それならば、
失敗は早く認めて早々に退散し、被害を最小限にすること。
いつ反転上昇するかなんて観測的希望に頼って時間を無駄にするべきではないし、いつ?上がる?
確率なんてわからない。早々に損切りして上がりだしたらまた再投資すればいいか、そんな
銘柄はもう見限り忘れた方がいい。負けてる戦いをいつまでも続けて原子爆弾落とされるな。
 あと、間違いとまでは言わないが、「一つの篭に卵を全部もるな」と分散投資をよく株指南書
などでは勧めているが、何でもかんでもこれはいかがなものか?? 1億を超すような資産運用
ならば有効的かもしれないが、数百万程度、ましてや数十万程度の運用では、集中投資が合理的
です。少数有望銘柄に集中できること。逆に言えば、個人投資家が多くの銘柄をカバーしきれない。
さらには数学的にも、一つの銘柄が20%上昇する確率と、10の銘柄全て20%上昇する可能性と
どちらが現実的でしょうか。下がった時はその逆ではないかと言われそうだが、投資は資産を
増やそうとしてやっているのもなのだから、そんな守備的な投資なら株式投資などすべきではない。
株式投資は攻撃的にやるべきだ。さらにはきれい事の建前論も無用だ。「私はこの企業が好きで
応援したいからずっと投資するんだ。」とか、儲けるつもりが無く、純粋にそう思うのならそれでも
良いが、個人一人が数千株、数万株、売り買いしても株式市場も企業もどうなるものでもない。
安いところで買って高いところで売り抜けて何が悪い。投機とは、資産を増やすのが目的では?
株式市場とはそういったところだなのだ。きれい事の理論だけでうっかりしていると、叩きのめされるぞ。
 短期売買は悪で長期投資が良というのは迷信で、それならば何故、信用取引なんかあるのか。
短期売買の信用取引も市場に流動性と厚みを持たせるからだ。株式はいつでも換金できる利便性
という恩恵をもたらしているのはそれらだということを知るべし。長期投資しか無いような市場
であったなら、売りたいときに誰も買ってくれないということになる。
 ただしトレーダーのみを職業としている人達は、世の中にいてもいなくてもいい人達だ。世の中
に何も生産性もサービスも生み出さないどうでもよい人達だ。しかし日本は資本主義国である以上、
そんなの関係ない。いいんです。

 どんな理屈や理論を並べても、最終的には結果だ。年利何%の結果を出し続けられるかだ。
例え20%運用益が出なかったとしても、銀行預金利息に比べれば、はるかに大きな
利益を得ているはずです。配当金だけでもその年の銀行利息を大きく上回っているはずです。
ちなみに、実運用益10%と15%での複利運用計算した場合は、以下のようになります。
100万円 →10年後=260万円 →20年後=673万円 →30年後=1745万円
100万円 →10年後=405万円 →20年後=1637万円 →30年後=6621万円
実運用益20%に比べると見劣りしますが、逆に実運用益30%で計算してみて下さい。
それはもの凄いことになりますよ。以下です。。
100万円 →10年後=1379万円 →20年後=2億0320万円 →30年後=28億0134万円!!
の大株主!! ちなみに2007年6月時点でのトヨタ自動車の時価総額は約28兆円なので
これぐらいではまだまだですな。。でも新興市場の時価総額の小さい企業なら乗っ取れるかもね。
それではさようなら。。

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