釈迦は本来哲学者だった

 釈迦は東洋一の哲学者だといわれる。仏教=お葬式の宗教というイメージがあるが、
もともと釈迦の哲学は今現在生きている人を苦しみから少しでも救うための哲学を説いた
のであって、決して死んだ人をどうこうするというのはない。それらは後の人々が仏教を
宗教化していくうえで、どこの宗教でもあるように死後というものと結びついてきたものだ。
また単なる哲学のままでは、これだけの布教はありえなかっただろう。
その釈迦の哲学の中心的考え方は般若心経、その特に「色即是空・空即是色」にある。
(その哲学の言わんとしていることは、般若心経の解説ページを参照してください。)

聖書の創世記によると地球は、ヤハウェという神によって何もなかったところにいきなし
ポコッと太陽よりも先に造り出されたと、すげェーごきげんな事を書いてあるが、物理的
にはどういう現象が起きたのだろう。そしてゲジゲジやゴキブリやブヨなどもお作りになった
のだ。バテレンの人に訊いたら「神のしたことだから人間の想像ではとても計り知れないことだ」
という。これを釈迦の哲学である般若心経の方は、アインシュタインの相対性理論と同じこと
をいっている。般若心経の「不生不滅・不増不減」をはたしてアインシュタインが知っていたか
どうかは知らないが・・・。すなわち地球も宇宙の本質も、始まりなき過去よりあり、終わりなき
未来まである。どういう事かというと、今から50億年前に地球はできたといわれます、それは
宇宙のガスが集まってできました。ですから、今地球上にある全ての物、人間も含めて元をたど
れば、アウストラロピテクスでもなく、ユーステノプテロンでもなくアメーバでもない、全て元は
宇宙のガスだったんです。人間も動物も物も化学分解すれば水素、窒素、炭素、酸素、Ca、Na、
K、等々になってしまいます。そして、今から50億年もすれば地球は人類が核兵器を使わなくと
も、太陽の巨大化によって飲み込まれてしまうのが分かっています。しかし地球が燃え尽き形はな
くなっても、本質はまたガスとして、同じ質量のガスが残っています。なくなりません。増えも
しないし減りもしない。この「不生不滅・不増不減」はアインシュタインの質量とエネルギーは
同等で、物質は変わっても相対的質量は変わらないという相対性理論の中の一つの理論のからも
証明済みです。ですから私自身も地球も大宇宙も無限の過去から存在していて、無限の未来にも
残るのです。それは水素であり炭素であるかも分かりませんが・・・。 




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