阿波入国時の旧譜代名簿「稲田家御家中筋目書」に寄る


 尾張、竜野よりの随士(46名+1名)
青山又右衛門  青山与一右衛門  木全孫助  国見孫三郎  柏木源太夫  尾形三五郎(のち谷本)
梶浦小右衛門  鎌村孫九郎  佐藤源太夫  佐々式部  佐伯半七  斉藤庄左衛門  塩田助太夫(のち清田)
津田忠左衛門  砂田弥助  祖父江助右衛門  垂水所右衛門  田村藤右衛門  田所助五郎  杉山彦兵衛
寺尾市助  外山六助  中妻次郎五郎  丹羽見助  丹羽孫四郎  西村惣右衛門  吉田与左衛門(のち馬場)
藤本左右衛門  真鍋孫太夫  真鍋長門  槙野孫左衛門  南佐助  南四郎左衛門  森藤源左衛門
山口六助  脇田新太郎  藤田源右衛門
与三兵衛(のち内藤)  太郎四郎(のち藤岡)  孫四郎(のち平田)  孫四郎(のち立川)
(慕い来た者):井上弥右衛門、松井九左衛門、塩田何左衛門、篠原太郎左衛門
(太守より付けられた者):長谷川惣左衛門


 阿波入国後、早々に召し抱えた者(24名)
伊良原勘徳郎(阿波)、後藤六右衛門(長州浪人)、秦藤十郎(信州)、奥坂太兵衛(土佐)、堤左衛門(阿波)
三宅孫兵衛(常州)、拝村治郎太夫(与州浪人)、蔭山治郎右衛門(淡路)、出原弥兵衛(常州)、
三宅平兵衛(常州浪人)、梶村伊右衛門(阿波)、堤弥左衛門(関東浪人)、藤本三郎五郎(甲州浪人)、
坂本八郎左衛門(尾張)、堤孫市郎(山城国)、藤本三郎四郎(阿波)、桜間源太夫(阿波浪人)、
中川一真(尾張)、安野久五郎(与州)、佐藤彦六郎(奥州浪人)、中野太郎四郎(讃岐浪人)、
明石与門兵衛(阿波)、後藤太郎次郎(長州浪人)、西村彦七(阿波)

その後も順次おって植元の代に104名の家臣を召し抱えている。その出身地をあげてみると、
当国の阿波の他には、
上州、長州、尾張、讃岐、信州、常州、甲州、奥州、伊予、淡路、京、加賀、越前、関東、
播州、作州、泉州、肥後、武州、備中、和州、薩摩、鎌倉、三好家浪人等々。